いつでも 自宅 に 帰れる 俺 は 異 世界 で 行 商人 を はじめ まし た。 いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました 【WEB版】

でも、駆け出しの商人である僕にこの紅茶を…言い換えれば黄金をご馳走しろとばかりに言ってきた訳ですから大商会のラブ・ドイアー氏はどんな高価なもてなしをしてくれるんですかね?行くだけで金塊くらい進呈してくれるんですかね?」 ニヤニヤ、そう言ってブド・ライアーを見た。 いや、むしろ…伯爵位にでもなければ高価過ぎてそもそも購入出来ない…。 僕もつられて笑う。 そしてもう一つ考えられる可能性があります」 「他に理由が…?ダンナ、何か思い当たるのかい?」 僕はゆっくりと頷いた。 「いや、是非ご高説を聞かせてくれませんか?どんな人を客って言うのかを」 「クッ!言うまでもねーだろーがッ!店に来たら客だろーが!」 「じゃあ、場所を移してそちらの商会で話の続きしましょうか?」 「あ?」 「そうすれば僕たちは客でしょう?じゃあ、どんな風にもてなしてくれるのかな?この 伯爵 アール・グレイ の茶葉は同じ量の黄金に等しいと言われてましてね、黒き 琥珀金 エレクトラム と例えられる胡椒より遥かに高価なんですよ」 「こ、胡椒より価値があるだと…」 「ええ」 にっこりと僕は笑う。
24

ところで、貴方はその出来損ないと何か縁か 所縁 ゆかり がおありですか?いえね、ずいぶんと口ぶりが似ているものですから…。

我らエルフ族にしてみればまさに至高の味…」 「へえ…、そりゃあずいぶんと値が張るんだろうな」 セフィラさんとグライトさんがそんなやりとりをらしている。

ましてや『かれー』は香辛料を使った料理、材料だけでいくらかかるのか想像もつきませんよ!」 僕の言葉にロヒューメさんとタシギスさんがいち早く反応する。

「ねえ、ど〜したのぉ?」 くいくいと僕の袖を引いてロヒューメさんがわざとらしい口調で疑問を口にする。

」 チラッとブド・ライアーを見た、 黙 もく している。

「ん、おお。

34