キャンセル カルチャー。 キャンセル・カルチャーと文化大革命

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キャンセル・カルチャーの延長線上に現れたのが,2019年8月のニューヨーク・タイムズの特集記事「1619プロジェクト」だった。 例えば、「東京オリンピック組織委員会の会長を辞任に追い込んだキャンセルカルチャーが. Kローリングがトランスジェンダーのコミュニティで行った発言で大炎上が起こった。 非難の理由は差別反対で,その点は1980年代からのポリティカル・コレクトネスと同じだが,ポリコレが言葉や表現の是正なのに対し,キャンセル・カルチャーは社会的追放を目指すボイコット運動である。 韓国で報道されるや大騒ぎになったが,『反日種族主義』と同様,根拠を示した反論はない。 批判とキャンセルの対象となるのは、セレブリティや著名なジャーナリストなど、メディアに多く露出している有名人・著名人であることが多い。
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コールアウトカルチャー:特定の人物を大勢の前で徹底的に責めること• 「歴史的大罪は、世界を救おうと試みる人たちによっておかされてきました 差異化を放棄することは、知性を放棄することにほかならない
」といった擁護、あるいは(主に右派・保守派による)「これは不当な批判だ」と言いたいがための免罪符として使われることが多く、欧米での用法から考えると違和感があります 一つはGHQによる占領政策である
それでは本来あるべき自由な意見交換ができるわけがありません いつの時代も、そうした運動はなくならないだろうから、別になくせ、と言っているわけでもない
『俺はできるだけ他人を非難して、相手にいい加減にしろと言い放って、世の中を変える 有名誌のニューヨークタイムズ編集長さえ、この一連の流れによって職場を解雇されました
純粋で、妥協せず、常に政治的に意識が高いという考えから早く卒業すべきで、現実の世界は乱雑であいまいだと述べた ここで思い出したいのは、『新潮45』の騒動に対して元参議院議員の松浦大悟が述べた「共感できる部分を広げていく」という発言です
同誌を運営するコンデナスト社は当初、起用を堅持するとしていたものの、大手スポンサーの広告キャンペーン停止で キャンセルを決断しました 独裁政権下での人権弾圧を無視し、中国政府と自国の利益を優先する自民党・経団連方式の"お付き合い"はもう許されず、「政冷経熱」などというごまかしもきかなくなる
激しく糾弾する人たちの主張が、必ずしも大多数の国民の声を代弁しているわけではない点も注意が必要だ ユーザーにとって、ニュースの重要性が視聴率によって決められてしまうワイドショーでは、社会の公益性とは別に「注目を集めそう=引火性が高い」ものが、トップニュースの扱いになってしまう傾向が否めません
The Coddling of the American Mind: How Good Intentions and Bad Ideas Are Setting Up a Generation for Failure. 「キャンセル・カルチャー」という表現は大体が否定的な含みを持ち、よく言論の自由や検閲に関する議論で使われる 2019年に一度謝罪していたものの、次期編集長への就任発表とともに批判が再燃
現代社会ではミスマッチとなった古くからの思想や行動が現在の価値観で非難されたり、また無知や軽率さが招いた不用意な発言や行動も晒されたり、非難されている人を擁護したりした場合でも発生することがある 2019年7月,李栄薫元ソウル大学経済学教授ら6人の学者が,資料分析による経済史学の手法で,日本統治に対する韓国社会の通念を覆す『反日種族主義』を発行した